こんにちは。営業事務のS.Tと申します。

 

恥ずかしながらITについてはまだまだ勉強不足で

日々進化するITの世界に驚きながら過ごしているのですが、

そんな私でも最近よく耳にするのが「AI」です。

 

本当にここ数年でこの単語を聞く機会が多くなったと感じます。

弊社でも社内向けに不定期で開催される技術発表会でAIを議題にした発表が行われたり、

毎週月曜日に行っている朝礼内の所感発表でもAIについて話す社員がいたり

と話題の中心になることが多くなりました。

 

そんなある日…社長と開発のS先輩が私のデスクに来て、

「ちょっと実験に付き合ってくれない?AIを使ってS.Tさんがアプリを作れるかためしてみたくて」

と言われました。正直、できる気がしないので嫌だな…と思いました。(小声)

 

毎月の業務の中で、締日別計算書と売上仕入表を見比べながら、

契約のある数十人分の金額をコピペする作業があります。

単純作業ではありますが、時間のかかる作業です。

 

社長:「これを自動化してみようか」

S先輩:「じゃあS.Tさんに作ってもらおう。」

となったそうで、私はそれを聞いて、正直、できる気がしないので嫌だな…と思いました。(2回目)

 

今回は、Claudeという対話型生成AIを使い、AIに話しかけてみます。

 

『締日別計算書から売上仕入表へ、契約者名をキーに転記するアプリを作りたい』

 

Enter。

数秒後、画面にズラーっと文章が流れ始め、AIが私の業務を解釈して、提案してくれています。

 

S先輩:「GUIアプリケーションで、フォルダ選択してファイル確認してから処理を実行する形にしよう!」

そこから緑色の文字がバーっと流れてきて、これがプログラム…!?となりながら私は見ていました。

 

S先輩:「お、ちゃんと動きそうなコード書いてるね」

私:「すごいですね…」

 

進めていくと環境構築でつまずいたようで

 

S先輩:「pip installっておまじないだと思ってとりあえず打ってみて」

私:「はい!!」

 

そんな感じで、先輩にサポートしてもらいながらなんとか進めていきます。

 

そして、ついにアプリが起動!

実際に動かしてみたら、データが1列ずれていました。

 

私:「1列ずれている気がします…」

S先輩:「全然OK、そういうことはよくある。AIに教えてあげて」

 

『転記先が1列左にずれています』と入力、数秒で『分かりました、修正します』と。

…本当に、数秒で直してくれました。

 

再度実行。

『転記完了! 10件処理しました』

 

完璧に全員分、正しい場所に入っていました。

実際使用しているものは苗字と名前の間にスペースが入力されていたりされていなかったり、

それが全角や半角とバラバラになっていたりするので

表記ゆれも自動で吸収する機能を追加し他のパソコンでも使えるように実行ファイル(.exe)化。

 

S先輩:「俺たちがS.Tさんに業務の流れを聞いて作るとしたら半日くらいはかかるけど

    S.Tさんは業務を理解してるから要件が明確で逆に早かった。面白かったね」

社長:「また何か作ろうよ」

 

普段の業務とは違って刺激になる時間になり楽しかったです。

いつかは、一人で作ってみた!のような記事が書けるように…頑張ります。